iPhone 7よりも速いSnapdragon 835は、スマホを超えて新たな製品ジャンルを狙うSoCだ


半導体メーカーのQualcommクアルコム)は1月に開催されたCES 2017で、現在多くのハイエンドAndroidスマートフォンに採用されているSoC「Snapdragon 820」の後継製品として、『Snapdragon 835』(スナップドラゴン エイトサーティーファイブ)を発表した。

その後2月末に行われたMWC 2017において、搭載スマートフォン製品の第1弾として、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社(ソニーモバイル)からXperia XZ Premiumが発表されている。

3月22日にクアルコムはSnapdragon 835を搭載したQRD(Qualcomm Reference Design、試作サンプル機のこと)によるベンチマークデータを公開。その性能が、従来スマートフォン向けのSoCでは最速として知られる、AppleのA10 Fusion(iPhone 7/7 Plusに搭載)を上回ることが明らかになった。